2013年9月25日
株式会社Nexedi
ERP5を再起動なしにシステムを更新可能にするZODBコンポーネント機能を開発
株式会社Nexedi(ネクセディ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田原悠西)はNexediグループを中心に開発を進めているオープンソースERPソリューション「ERP5」の新機能としてシステムを再起動することなくシステムのコア機能を更新可能する「ZODBコンポーネント」機能を開発しました。稼動中のシステムで利用されています。
「ERP5」は従来からプログラミング言語Pythonで書かれたビジネスロジックやUI部品の設定などをWebブラウザでアクセス可能な管理インターフェースを通してシステムを停めることなく動的に更新可能でしたが、「ZODBコンポーネント」機能はこれをさらに進めてERPのコア機能であってさえも動的に更新が可能になりました。これによりサーバのファイルシステム上にプログラムのソースファイルを置く必要がなくなります。プログラムのソースファイルはファイルシステムの代わりに「ERP5」のデータベースに保存されるようになります。
この機能はデータベースのトランザクションとソースコードチェックツールで保護されており、コードの動的な変更は実行中のトランザクションに影響がないため安全に利用できます。そして複数台のサーバで構成されるクラスター全体を一度に更新することが可能です。ファイルシステム上にあるプログラムのソースファイルを操作することがないためシステムを動かしている個々のサーバを特定することが必須ではなくクラウドとの親和性がより高まりました。
■「ERP5」について
「ERP5」は世界で初めてオープンソースのみで完全なERPソリューションを実現したオープンソースERPを代表するソリューションです。「ERP5」はいままでに全世界で中央銀行、病院、アパレル産業、自動車産業、航空宇宙産業、製薬業、官公庁、化学業等、様々な業種において採用されており、中小企業から大企業まで数多くの導入実績があります。多様なビジネスをサポートし、商取引、会計、在庫管理に加えて、顧客管理(CRM)や生産管理(MRP)、文書管理(DMS)などを備えています。全てのコンポーネントをオープンソースソフトウェアのみで構築することができます。
- 本プレスリリースのURL
- http://www.nexedi.co.jp/company/pr/news-nexedikk.erp5.zodb.component
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